トマトの育て方・肥料の三要素の役割と与え方 |
このページでは、トマトの上手な育て方を知る上で欠かせない肥料の三大要素、チッソ(N)、リン酸(P)、カリ(K)のそれぞれの役割と与え方についてご紹介しています。当サイトのすべてのページは、本文下の総合ページリンクからご覧頂けます。 |
スポンサーリンク
|
トマトの育て方・肥料の三要素の役割と与え方 |
|
肥料の三要素とは?トマトを始めとした野菜や植物の生育には、酸素、炭素、水素、チッソ、 リン酸、カ リ、カルシウム、マグネシウム、硫黄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅、塩素の16種類の元素が必要といわれ、そのうちの炭素、酸素、水素は空気中から、他の13の元素は土から吸収することで植物は生きています。 そして土から吸収する13の元素のうち、カルシウム、マグネシウム、硫黄、マンガン、ホウ素、亜鉛、モリブデン、銅、塩素は、ほとんどの場合土から吸収する分で補えるのですが、チッソ、 リン酸、カリは植物が健全に生育する上で大量に必要となるにもかかわらず、土に含まれている割合が少ないために、肥料として補わなければ足りなくなってしまうということが起こります。
チッソ(N)、リン酸(P)、カリ(K)には、それぞれ植物の生育に欠かせない重要な役割があります。そしてチッソ(N)、リン酸(P)、カリ(K)には、トマトを始めとした野菜の種類や、生長過程に合わせた与え方のポイントがあります。 肥料の三要素の役割では、まず肥料の三要素の役割について見てみましょう。 チッソ(N) …チッソ(N)には、トマトを始めとした野菜などの植物の葉や茎を作り、その生長を促す働きがあります。チッソ(N)は、俗に”葉肥え”とも呼ばれ、キャベツや白菜などの葉物野菜を育てるときに欠かせない肥料成分のひとつです。 リン酸(P) … リン酸(P)は、トマトを始めとした野菜などの植物の花や果実を作る働きを持つ肥料成分で、俗に”実肥え”、”花肥え”とも言います。リン酸(P)は、美しい花を咲かせたり、トマトを始めとした果菜類を育てるときの果実の生長に欠かせない肥料成分です。 カリ(K) … カリ(K)は、トマトを始めとした野菜などの植物の根を作る働きを持つ肥料成分で、俗に”根肥え”とも呼ばれます。とくに、ニンジンや大根などの根菜類を育てるときには、このカリ(K)の働きが重要になります。 肥料の三要素の与え方のポイント肥料の三要素、チッソ(N)、リン酸(P)、カリ(K)は、育てる野菜や植物の種類や成長過程にあわせた分量とタイミング、そしてバランスの良い与え方を知ることがとても大切です。 たとえば、トマトなどの果菜類を育てる場合、肥料の三要素、チッソ(N)、リン酸(P)、カリ(K)のどれもが重要な働きをしますが、花が咲いた後にいちばん重要になるのは充実した果実を作る働きを持つリン酸(P)です。 もしそれを知らずに、花が咲き、さあこれから果実が膨らみ始めるという頃のトマトに、リン酸(P)ではなくチッソ(N)を多く与えてしまったらどうなるでしょう。 チッソ(N)を多く与えられたトマトは、その働きによって茎や葉ばかりをいっしょうけんめい茂らせ、根から吸収された養分のほとんどが、その茎や葉を維持するために使われることになります。 そうすると、果実の充実に使われるはずだったリン酸が足りなくなる上に、根から吸収された養分のほとんどは葉と茎のために使われてしまいますので、結果として、実が付かなかったり、大きくならなかったりといったことが起こります。 こうした失敗は、知らないと結構やってしまいがちですが、知ってさえいればかんたんに防ぐことができます。トマト栽培には、他にもこうした知っているだけで無用な失敗をしなくて済むポイントがたくさんあります。 当サイトでも、そうした失敗に直結する「トマトにしてはいけないこと」をご紹介していますので、ぜひ覚えておいてくださいね。
あとは、それぞれの環境や生育の状態に応じて、タイミングやそれぞれの肥料の分量を調整しながら、最適な与え方をつかんでいただければ大丈夫です。 にずれにしても、おいしいトマトを作るには、肥料の三要素の働きと、その成長過程にあわせた分量とタイミングを知ることがとても大切なのだということを心に留めておいてくださいね。 |
スポンサーリンク
|
●トマトの育て方にはコツがあります。”甘くておいしいトマトの育て方”では、プランター(コンテナ)を使った家庭菜園で、初めての方でも楽しみながら、甘くておいしいトマトを収穫できる上手な育て方のコツを、わかりやすくご紹介しています。 当サイトのすべてのページは、本文下の総合ページリンクからご覧いただけます。どうぞご利用ください。 |
|
スポンサーリンク
|
スポンサーリンク
|
トマトとミニトマトの豆知識 |
|
トマトをおいしく食べる簡単レシピ集 |